本日ご紹介するのは、旧リアルマッコイズのB-2です。
B-3と同じくシープスキンで製作された気温がマイナスを下回るヘビーゾーン用キャップです。
B-2は手元に2つありまして、92年と95年の物だったと思いますが、間違っていたらすみません…。
それではスペックを確認していきましょう。
【The REAL McCOY’S】 ザ・リアルマッコイズ
【The Real McCoy’s】=「正真正銘」「本当の本物」アメリカのボクシングチャンピオンKID.McCoyを同名の選手と区別するために生まれた俗語。
アメリカンミリタリーやワークウェアのアイテムを高度な再現技術で製造。
ヴィンテージアメリカンカジュアルウェアのディテールや素材にこだわり、当時のクオリティを再現することを目指している。
アメリカンミリタリーの歴史やデザインに敬意を払いつつ、本物の雰囲気を再現したフライトジャケット、デニム、ワークパンツなどのアイテムを展開。
ファッション愛好家やコレクターから支持を受け、高品質なアメリカンカジュアルウェアを提供している。
We felt some kind of frustration. That was the beginning. Market is flooded with so many products, and people seems to enjoy abundance. But haven’t we all be blinded by the showiness of those things? Just say “NO!” to them. Now is the time to seek a “Real thing.”
That’s why we have developed this new “Ultimate.” It’s born out of our relentless search for authenticity even without considering the cost. Material is truly authentic. We never compromised in detail. That is the policy we stick to in making any product.
Now why don’t you open the box? We can promise that the minute you open it, you’ll find a new life style. Yes, it’s our pride!
【History】 歴史
1987年、イラストレーターの岡本博が当時の仕事先である雑誌POPEYEの特集において、限定300着のA-2フライトジャケットを制作し販売、予約時点で完売という大反響を受けて翌1988年に会社ザ・リアルマッコイズ・ジャパン (旧リアルマッコイズ)を興す(1990年法人設立)。
設立当時には現フェローズ代表の志村昌洋もスタッフに名を連ねていた。
その後、フライトジャケットの復刻ブランドとして名を上げ、1997年にはジョーマッコイを誕生させ、ジーンズ業界に本格的に参入を果たす。
しかし2001年、手形の詐取が原因となり、同年6月16日、東京地方裁判所へ民事再生法を申請し倒産した。
負債総額は2000年5月の時点で約11億3000万円。 翌年、兵庫県神戸市の特約店 NYLON (ナイロン) が後を引き継ぎ、ザ・リアルマッコイズ・インターナショナル (現リアルマッコイズ) として現在に至る。
引用:『ザ・リアルマッコイズ』2023年3月17日 (金) 12:54 (UTC)ウィキペディア日本語版
B-2 Sheepskin Cap 1992s & 1995s
- 製造年
1992年製と1995年製
- マテリアル
ラムスキン(レスター、コーリンダイル、ロムニーの3種類のラムスキンを使用)
原皮調達及び皮革加工はニュージーランドとオーストラリア
ウールの着色はミルスペックの規定色のライトイエローに染色
- コーティング
下地剤を塗布したベースに、規定色ブラウンのポリアクリル塗料をスプレー吹き&プレスの工程を8回、仕上げに防水透明ラッカー塗料を2回
- サイズ:7¹/₂
- 実測値(素人採寸の為、多少の誤差あり)
頭囲:59cm
ツバの長さ:7cm
不確かな情報は掲載しないように心がけておりますが、もし間違った情報に気づかれた方はコメント欄より教えていただけると幸いです。
- Materials
Three kinds of ram skin are used: Leicester, Corriedale and Romney, as well as the U.S. original type B-3.
The materials were purchased and made in New Zealand and Australia.
Wool in dyed in light yellow as designated in the Military Spec. and is cut in four kinds of length.
Our Jacket is based on the 1941 model of B-3.
- Coating
The grounding agent-coated base is sprayed with brown polyacrylic and is pressed. This process is repeated eight times.
That base is coated with waterproof transparent lacquer twice for finishing.
【Detail】 詳細
頭頂部。四枚接ぎ。
折り返しを下にすると耳がすっぽり隠れて防寒性を高める仕組みです。
このキャップは一色展開だったと記憶していますが、比較すると色味に差異があります。
92年製のほうがやや明るく赤みの強いブラウン。95年製は黒に近いブラウンです。
側面には熱転写されたエアフォースマーク。
ツバの色の差異は顕著で、手前のラセットブラウンのような色が92年製、シールブラウンっぽいのが95年製。
染めの段階でブレがあるのか、敢えてそうしているのかは不明ですが、資料を再確認してみても一色しか掲載されていませんでした。
あとツバの皮革の種類も不明です。多分牛っぽい。
ご存知の方いましたら教えていただけると嬉しいです。
ツバ裏は裏張りなどの処理は特になし。
ムートンの色も全然違います。95年製のほうが黄みが強め。
タグに記載されている内容は全く同じです。
【Accessories】 付属品
特になし。
【Package】 化粧箱
特になし。
【What is B-2 Cap】 B-2キャップとは
B-2キャップは1939年に採用されたシープスキン製のフライトキャップです。
同様の素材を使用したB-3やB-6などのウインターフライトジャケットと合わせて着用された他に、1944年頃には地上整備員用のアイテムに指定され、D-1と共に着用されていました。
素材は主にシープスキン(羊革)と羊毛のライニングで作られているのが特徴で、これらの素材は寒冷な環境で十分な保温性を提供し、パイロットが驚くような寒さから身を守るのに適しています。
コメント